第89回ライブでのトラブル
ライブでのトラブルで比較的多いのがメンバーの欠席である。事前連絡のあるドタキャンならまだ許せるが待っても現れない「すっぽかし」となると最悪である。あるイベント会場での演奏であったが待てど暮らせどピアニストが現れない。大勢の観客は開演を待ち、主催者からはまだですか?と催促は受ける。結局ピアノ抜きのデュオでスタートせざるを得なかった。演奏上は何とか1ステージを終えたものの主催者には顔向けができない。
自分が病気や事故でドタキャンした経験はないがマウスピース(唄口)を忘れた事がある。楽器はマウスピースがないと音は出ない。リハの間に家に取りに行き辛うじて本番に間に合ったのである。
楽器の故障も深刻である。ある時気持ちよく演奏していたら自分のアドリブソロから急に音が出なくなった。この時は焦った。出ない音を避けてフレーズを作りまさに薄氷を踏む思い。原因は一箇所ビスが緩んでいたことだったのである。
ただこうした修羅場を経験して感じたのは絶対に落ち着きを失ってはならないと言うことである。その時に置かれた状況に応じて誠心誠意の演奏をすることがミュージシャンの務めではないだろうか。 |
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